デ・キリコ展
展覧会のチケットをお客さまからいただいたので、上野で開催中のデ・キリコ展に行ってきました。
チケットをいただいたのにお恥ずかしいのですが、実は私にとってデ・キリコって何?人の名前?という状況でした。絵画の知識もなく、ホームページでデ・キリコのお写真と代表的な絵画を眺めても、最初は全く興味が湧きませんでした。正直なところ「アクの強そうな人だな。すごい人なのかもしれないけれど、私が好きな絵じゃないな」というのが調べた感想でした。あまりに興味が湧かないので、事前にデ・キリコについての著名人の解説やインタビューを読み、下調べをしてから行きました。
娘の思い出
唐突ですが、上野でデ・キリコ展を見て、そこで思い出したことは娘が小さかった頃のことです。
娘は、小さい頃に数年間だけミュージカルの習い事をしていました。その頃は娘の習い事先での舞台や、娘の先生やお友達の舞台を時折観覧していました。劇団四季、アニー、ライオンキングなどなど。子どもの習い事のご縁とはいえ、プロが演じていたミュージカルの世界を、娘を通して垣間見ることができていたと思います。
展示されていたデ・キリコの、不思議な奥行きのある絵画、日常の景色が切り取られたような奇妙な絵画、そして最後に展示されている舞台美術。それらを見ていたら、昔見た舞台の上に作られる世界や非日常な空間を、ふいに走馬灯のように思い出していました。
確かに、デ・キリコの絵画と、私が過去に見て心が動いた舞台は繋がっていました。好きになれない、興味が持てないと最初は思っていたデ・キリコに、私が繋がる思い出を持っていたことに感動しました。
今回感じたこと
わたしは普段、第一印象や直感をとても大切にして過ごしています。
それが、今回デ・キリコ展に足を運んでみて、直感が外れたとしても、自分の知らない、面白い世界がそこらじゅうにあることを知りました。また、先入観があったとしても、それを乗り超えて興味を持ったり触れていくことで、そこに新しい発見があることも実感しました。
第一印象と婚活
婚活でも、第一印象はとても大切です。自分の第一印象に好感を持ってもらえるように努力すること。相手の第一印象について、率直に自分の心に聞いてみること。
ただし、第一印象があまり良くなくて、どうも好きになれそうもないな、と思ったお相手だったとしても。その後、お付き合いしてみたら、実は思いもよらないような繋がりに気づくこともあるかもしれません。お互いの意外な共通点を発見したり、懐かしい大切な過去の思い出が浮かんでくる可能性だってあります。
なので、好印象のお相手でなくても、興味を持って一度会ってみるということはとても大切だな、としみじみ感じました。
直感を大切にして、そしてその直感がネガティブなものだったとしても、お相手に興味を持って前向きに楽しく進んでいく。そんな婚活をされたい方は、ぜひ一度あなたの結婚相談室までお問合せください。