珍しいご相談をいただきました。ご相談者の承諾をいただいて、ご紹介させていただきます。
【相談者】
別の相談所で成婚退会した女性
【相談内容】
成婚退会して1年以上経過した現在まで結婚に至らず、別れてはいないがこのままだと結婚まで辿り着く気がしない。どうしたらよいか?
原因は?
あまり詳細は書けませんが、結婚に向けた具体的なことは決めなかったけれどプロポーズは受けたそうです。お互いの結婚への意思確認はちゃんとしていて、それぞれの相談所を成婚退会。お相手の男性はとても良い方で誠実だが、仕事が忙しく結婚に焦る気持ちが少ない。成婚退会してからは相談所から急かされることもなくなり、最初のころは純粋に楽しかった。ただ、女性は結婚を具体的に進めたいと思っていたが、お相手が忙しくなったり体調を崩すことがあったりしてここまで来てしまった。そのため、女性にはだんだんと焦りの気持ちが芽ばえてきて、お相手の男性の気持ちがよく分からなくなってしまっている。
悪循環を断ち切るため、当方に相談に来られた、という流れです。
この件、よくよくお話を伺ってみると、男性が不誠実ということでもないようです。問題は、結婚に向けて具体的に進めていきたい自分の気持ちを、彼女からお相手の男性にしっかりと伝えていませんでした。なので、「今からでも遅くないので、ご自身の気持ちをお相手の男性にしっかりとお伝えください。そのうえで、結婚までの段取りでお手伝いできることはご協力します」と私からお伝えしました。
私からお伝えしたいこと
今回のご相談で、私が一番お伝えしたかったことは以下です。
成婚退会前の真剣交際中に、結婚までの道筋を具体的にしっかりつけましょう
成婚退会は、お互いが結婚するという意思があれば可能です。結婚相談所には、原則ですが真剣交際期間についてのルールがあります。そのため、結婚に向けて必要なすべてのことを決めきれない状況でも成婚退会になるケースは確かにあります。ただそれでも、結婚に辿り着くためにお二人で決めなければいけないことや、やらなければいけないことは幾つもあります。
たとえば、主な事柄を列挙するだけでも
- プロポーズ
- お互いの親御さまやご家族への報告とご挨拶
- 新居の場所を決めて引越す
- 結納(しない場合も)
- 結婚式(しない場合も)
- 新婚旅行(しない場合も)
- 結婚後の生活全般の決め事
- などなど、、、
いかがですか?上記を全部やらなければいけないわけではありませんが、順番にこなそうと考えるだけでも頭が痛くなりませんか?結婚までの道のりに、とても大きなエネルギーが必要なことがお分かりいただけますよね?
このように、お二人で考えることや決めることが山のようにあります。これらを、お二人だけで決めながら進めることは出来そうですか?
結婚相談所の活用法
ご自身で恋愛相手を見つけられるような積極的な方であれば、こうしたこともどんどん前に進めていけるかもしれません。でも当然ですが、比較的奥手でのんびりしていたり、ご自身の意思を伝えるのが苦手だったりして自分では積極的に進められない方もいらっしゃいます。
なので、
- 全ては無理でも、出来るだけ具体的に二人で決めて、結婚までの道筋をつける
- 自分たちがそういったことが苦手であれば、外部のサポートを使って乗り越える
これが、とてもとても(繰り返してしまいましたが)大切なことです。結婚相談所によってサポートの仕方は様々です。また、サポートうんぬんとは別に、早く成婚退会したいという会員さんの意思を尊重されたケースもあると思います。いずれにしろ、成婚退会前、私たち結婚相談所が親身にご本人の立場からサポートしたりお相手との間に入って動ける時が重要です。そのタイミングで、結婚までの道筋をしっかり固めておくことを強くお勧めします。
ぜひ、成婚退会までの道筋をしっかりと把握しながら一緒に婚活を進めていきましょう♪