結婚を考えるとき、まず「どんなお相手がいいのか?」と考えることが多いと思います。理想のお相手を漠然とイメージする方もいるでしょう。具体的に身長や体型、容姿、職業、年収、人柄など、さまざまな条件を考えるのはごく自然なことです。
でも、その前に「自分はどんな生き方をしたいのか?」そして「どのような自分でありたいのか?」をご自身に問いかけて考えて欲しい。今日は、そんなお話です。
どんな自分でありたいか?
まず、深く考えずに書き出してみましょう。たとえば、
- 自分は社会的に周囲から認められるような生き方をしたい
- 家族を支えるような生き方をしたい
- 趣味や学びの個人の時間も大切にしたい
- 家事はあまり得意ではないからやりたくない
- 仕事はするつもりだけど、本当はパートナーに養ってもらいたい
- 子どももいて、わいわいと家族に囲まれた生活を送りたい
などなど、思いつくままにとりあえず書いてみましょう。
今書き出したことが、未来には変化するかもしれません。それは全く問題ありません。書くと叶いやすいというのはありますが、書き出した通りに叶うようにすることが目的ではありません。
ここで大切なことは、今の自分を見つめて、現時点での本音をとりあえず書き出すことです。
しっかり本音を出すと自分自身のエゴ、理想を認識できます。そうやって自分自身の本音を見つめて、エゴ、理想を自覚します。
その上で、本当に自分が結婚に求めるもの、成長したいと思っていること、そうありたいと望んでいる状態を考えます。「自分はどんな生き方をしたいのか?」「どのような自分でありたいのか?」を自分に問いかけて書き出した後は、もう少し自分に問いかけやすい形にして、もう一度ご自身に聞いてみます。
具体的に掘り下げてみる
- 毎日の生活で自分が心地いいな、大切にしたいなと感じることを具体的にする
- 将来(結婚後)の生活イメージを具体的にする
1は、たとえば、
- 「美味しいものを食べることが好き」
- 「友人とゆっくり話せる時間が好き」
- 「一人で本を読む時間が貴重」
- 「健康に気をつけて暮らしたい」
- 「会社で実績をあげたい」
- 「将来起業したい」
- 「親の近くにいたい」
- 「家庭菜園をしたい」
などなど。
2は、どんな家庭環境を望むのかを明確にしてみます。たとえば、
- 「子どもは持ちたいのかどうなのか」
- 「家事や育児はどんな形で関わりたいか」
- 「お互いの仕事をどのように考えるか」
- 「お金の管理のしかたは?」
- 「休日の過ごし方」
- 「お互いのご両親とのかかわり方は?」
などなど。
こうして1、2それぞれについて書き出してみると、よりはっきりした形で、自ずと自分の望む生き方や在り方が意識できるようになってきます。自分の望む生き方の為にご自身がどう変化できるか?という事も考えられるようになってきます。
譲れないものと譲れるもの
そして、お相手に求めるものも明確になります。逆の言い方をすると、求めなくていい条件(譲れる部分)も明確になります。
これは、とっても重要なことです。同時に、ご自身がお相手の為に何ができるのか?も考えましょう。
感情、感覚、直感も大切に
婚活のはじめの段階で、冷静に考えられる状況で、自分自身の気持ちや考えをじーっと見つめて掘り下げて、自己分析して、整理して、頭を使って自分の方向性を決めていきましょうとお伝えしました。
でも、実際に婚活が本格的にスタートしてお見合いしたり、交際していく中では、感情、感覚、直感をないがしろにせず、大切に、アンテナをしっかり立てて進めて行きます。
個人的には「こういうことをしてあげたい、相手の為に、こんな風に役に立ちたい」と自然に思えるようなお相手を選ぶのが一番大切だと思っています。